2015年2月24日火曜日

Я люблю Моцарта и Schiff.

ウィーンでは、モーツァルトの最上級の演奏を聴いてきました。

アンドラーシュ・シフとカペラ・アンドレア・バルカの演奏会です。


プログラム

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番
シューベルト 交響曲第4番
モーツァルト ピアノ協奏曲第22番

アンコール 
バッハ ピアノ協奏曲第2番


コンツェルトハウス

ベストシートを確保。

モーツァルトは特に素晴らしかった。
この日がモーツァルトの誕生日だったこともあるのか…

1楽章は気品にあふれ、特に一つ一つの音を大切に、隅々まで聞こえるよう弾いているのが
印象的。カデンツァはいつものに加えソナタのテーマも。

2楽章、シフは立って指揮をすることはなく、
両手をクロスして胸を抱き、ピアノにむかっていました。
オーケストラとの対話が素晴らしかった。
ここにいる全員が涙なしには聴けませんでした。

3楽章はスキップして弾むようなメロディーが、
なんとも言えない幸福感に包まれて、ホール全体が
天国にいるかのように輝きました。

アンコールはバッハでしたが、
なんといってもアンコールなので、
みんな1楽章で終わると思い拍手をしかけたところ、
シフは苦い顔で観客を手で静止。
そのまま3楽章まで演奏しました。


本当に幸せなひと時でした。
なかなか日本では聴けない演奏。
これもキー様のお陰で行くことができたんですね…



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